9月 302010
東京ペン国際大会に行ってきました。
松たか子が、チママンダ・ンゴズィ・アディーチェの「なにかが首のまわりに」を森ミドリのチェレスタ・ピアノに合わせて朗読。チママンダは、自分が書くテーマとキャラクターを選んだ理由を探ることのミステリーを楽しんでいるという。
神田松鯉がシャオロンの中国琵琶に合わせて莫言の「牛」を朗読。そして、朗読と琵琶に合わせて全身を赤く塗った田中泯が踊る、踊る、動く動く。後半は着物も脱いで全裸で田中泯は踊る、踊る、動く、動く。全部見せ。筋肉に包まれた田中泯の肉体は美しいを超えて荘厳。足の先からお尻と背骨が筋肉で結ばれた肉体。中心でバランスをとるピーニスは振り子のよう。
莫言は今日、会場に来られなかったんだけど、メッセージが届いていた。
莫言の「文化大革命の間、文学と牛は同じ運命を辿っていた。虐待されていた」という言葉が心に残った。
感じることが多くて、箇条書きのようにしか並べられない。またゆっくり整理してから書いてみる、今日の体験について。
書くことと読むことはボーダーレス。どこにでも飛べる。クリシェだけど本当だ。