読んだ本についてどう書いたらいいか? どう本を選べばいいのか? 考え続けて半年が過ぎた。答えがみつかるかもと手にとったのが、都甲孝治による、翻訳のない外国語文学の「記録」だ。 「言語の肉体的肌触り」を求めて、「日本語の外 [Read More?]
「奇蹟が起きたんや/雨が降ってもいないのに/わたしのあそこがビショビショや」。主人公の少年の父親が酔っ払って歌う「陰部の唄」。いい唄だ。訳者・長山さきのセンスは最高だ。主人公の家族に関西弁風の言葉を話させることで、ろくで [Read More?]
ヒトラーの後継者とされていたゲーリングが、ニュルンベルク刑務所で「この世には悪事が存在すると初めて気づいたような顔をした」時の逸話を始めに、イェール大学心理学部教授のポール・ブルームが本質主義を軸に「喜び」を解明していく [Read More?]

12月の王者決定戦の出場資格をかけて、三人の花の匠が競います。 「花なんてなんになるの」そう言ってみたくなるほど美しい。 生きながら、腐乱し、香りと気色をたたえながら生命を閉じる。 一瞬の輝きを摘み取り、かたちを与えるの [Read More?]

これは事件。 「舞台を見てもらえればそれだけでいい」という二人が「語る」のだから。 このイベントの目的は、わたし達の手でで、スズカツ演出、篠井英介主演の「欲望という名の電車」の舞台を実現させること!篠井英介が「滅びの美学 [Read More?]
アメリカの中心的な価値観であった自尊心が、社会を蝕むナルシシズムへと変容していく様を二人の心理学者が、ナルシシストの行動と社会現象を分析して辿っている。 多くの自己啓発書で重要だとされてきた「自尊心」がナルシシズムに繋が [Read More?]
正月到来とはしゃいでいたらもう受験シーズン。もはや受験生でもないが、何もかもに明確な答えを求める癖は「受験戦争」を経験した名残りだろうか? 特に個人的な感情であるはずの「愛」の正体についても、明確な答えを常に探している気 [Read More?]
新年、明けましておめでとうございます! しかし新年とは本当にめでたいのか? 新年を迎えるにあたって、気分は「成長する」から「老いる」へと年々シフトして、最近では新年を迎えるのが怖い。一体「老い」の何に怯えてい [Read More?]